7.夫婦の幸せとは?
あなたの幸せに向かっていけば、4つのゴールのうち、
・良い関係での離婚
・関係の改善
になる可能性は非常に高まります。
ですが、僕はここであなたに質問があります。
それが、あなたにとって「幸せ」とは一体なんなのでしょうか?
いきなりの質問で悩まされたかもしれませんね^^;
それでは、ここからは、少し幸せというものについてお話ししていきたいと思います。
これは、心理学などを学んでいくと色々な所にヒントがあります。
その中の一つで、今のところ僕はこれなんじゃないかなと思っているのが、“幸せ”というのは“感情”というふうに思っています。
つまり、自分がどのような感情を日々感じているのか?が僕にとっては幸せであるというふうに意味付けています。
もう少し言えば、物質的なものにどれだけ恵まれていたとしても、“感情”が“幸せ”を感じていなければ、本当の意味で“幸せ”とは言えないのではないか・・と思うわけです。
もう少し説明していきたいと思います。
7-1.幸せの定義
僕の中で“幸せ”というのは、自分にとって良い感情・・良い感情というのは、「嬉しい」「楽しい」「癒される」「ありがたい」「感謝できる」など、自分にとって心が暖かくなったりとか、喜んでいるような感情のことをより多く感じることを“幸せ”というふうに思っています。
ただ、逆に「辛い」「苦しい」「悲しい」などの感情が悪い感情なのか?そればかり感じていると不幸なのか?というとそういうことではありません。
僕の中では“不幸”というのは自分がそう思わない限り、存在しないのではないか?というふうに思っています。
話が逸れましたが、この自分にとって良くない感情「辛い」「苦しい」「悲しい」は、自分の心がそのように感じる原因というものを教えてくれる感情だと思っています。
そしてそれはなぜそのように感じるのか?ということを紐解いていけば、良い感情を感じるためのキッカケにもなると思っています。
7-2.二次目的
これは結構有名な話ですが、人間には一次目的を達成するために、二次目的や三次目的を持って生きていると言われています。
これはどういうことかというと、一次目的は“感情”になります。
その “自分の得たい感情を得るために、二次目的、三次目的を持つ”という風に言われています。
もう少し説明すると、ある小学生に「将来の夢は何か?」と聞くと「サッカー選手になりたい」と言いました。
そこでこんな質問をしてみます。
「もしサッカー選手になったとしても・・・人から嫌われて、お金も全然入ってこない。しかも、誰からもすごいとは思われずに、どんどん寂しい思いをする。」
というようなことを言うと、その子は「サッカー選手にはなりたくない!!」と言うわけです。
つまり、その子供はサッカー選手になりたいのではなくて、サッカー選手になった時に得られる感情を得たいわけです。
例えば、人から認められる・褒められる・すごいと言われる・喜ばれるなど。
そういう、自分にとって欲しい感情ををより多く感じられるのではないか?と無意識で感じているため、その子は「サッカー選手になりたい」というふうに思った可能性が高いわけです。
ですが、その感情を得られないかもしれないと感じると、そもそもその目的を達成しようと思わなくなるということです。
ここで覚えておいてほしいのは、あなたが欲しいものや、あなたが達成したいことというのは、物質的なものや表面的なものになればなるほど、それを得られたり、達成した時に、自分が欲しい感情を得られるのではないかと思っている可能性が高いです。
なので、常に「何をしたいのか?」「何があればいいのか?」ではなく、「何を感じたいのか?」ということを意識して探してみてください。
実は、物質的なものや、達成したい目標そのものがなくても、欲しい感情は別の手段で得られる可能性があるわけです。
もう少し言えば、この良くない感情というものは、あなたが幸せになるために、その道を教えてくれるひとつのヒントになると思っています。
ここで覚えておいてほしいのは、僕の中で、“幸せ”というのは、日常的により良い感情を、より多く感じている状態のことを指します。
そしてよくない感情というのは、自分の中にある思い込みや正しさ、または意味づけというものを教えてくれる感情でもあるわけです。
なので、全ての感情があなたにとっては“幸せ”になるために必要な感情であるということです。
7-3.あなたが目指すのは+1
この+1というのは“状態”のことを指します。
だいたいの方は、基本の状態が-1の人が多いです。
そのため、もともと自分の状態が-1なので、良い環境に恵まれても、物質的に欲しいものを得たとしても、その人は-1の状態に戻りやすくなります。
例えば、自分が欲しいもの手に入れた瞬間は+になるんだけど、ベースは-1なので、時間が経つと、その状態に戻ってしまうということが起こり得ます。
もう1度説明しますが、もともと+1の状態を目指すと、何かが無くても幸せを感じやすい体質になりやすいです。
つまり、自分の基本状態が+1だからこそ、パートナーいればもっと幸せ、子供がいればもっと幸せ、お金があればもっと幸せ、好きな場所に住めばもっと幸せとなりやすいわけです。
ですが自分の基本状態が-1だと、パートナーがいても不幸、子供がいても不幸、お金があっても不幸、いいところに住んでようが、いい車に乗ってようが・・その人の心は不幸と言うか良い状態が保てない、ことになってしまいます。
なので、まずはこの-1ではなく、+1の自分を作る必要性が出てきます。これを覚えておいてください。
そして、夫婦の幸せというのは、まずはあなたが幸せな状態を作り、それをパートナーや子供に分け与えることで、夫婦の幸せというものは作られていきます。(これも、どこかのタイミングでもっと具体的に説明できればと思います)
8.あなたが幸せな家庭を築くためには離婚も想像しておく
浮気・不倫をやめさせたい!と思う心理の裏側には「離婚したくない!」という心理が働いている可能性が高いです。
それは当然のことなんですが、実は、離婚したくない!という思いが強ければ強いほど、この「浮気・不倫」をなんとかしようとします。
では、どうして離婚したくない!と思うのでしょうか?
いろいろな人に聞いてみましたが、大半は「当たり前でしょ」とか「パートナーが好きだから、愛しているからです」なんて言葉が返ってきます。
ですが、僕から言わせれば、、、
「じゃー、好きとか愛してるってなんですか?」と聞くと、ほぼ誰も答えられないわけです。
ここで勘違いして欲しくないのですが、「離婚したくないのは、パートナーのことが好きだからだ」と自分に言い聞かせているかもしれませんが、本当の理由は違うかもしれないということです。
これはもしかしたら、自分の中で、離婚を受け入れられていない状況に近いかもしれないです。
そして、この「離婚をしてもいい」という現実を受け入れられないと、実は、離婚しないような行動ととってしまいます。
これは簡単に言えば、浮気・不倫に対するアプローチの方法が1つしかないということです。
もう少し言えば、「離婚しないような行動」しか取れなくなるわけです。
選択が一つしかないと、人は不自由になります。
先ほども言いましたが、「離婚」という真逆の選択が取れないと、離婚しないような行動になります。
離婚しないような行動になれば、相手に合わせたり、我慢するという選択しか無くなる。
そして、相手に合わせるという事をしていけばいくほど、相手の事がどんどんわからなくなっていく・・
ようは、一体どんな言葉をかければいいのか?どんな話をすればいいのか?どんな態度で接すればいいのか?どんな行動すればいいのか?というのが、どんどん分からなくなってきます。
それは何故かというと、相手にぶつかる事をしなくなるからです。
相手に合わせるように、相手を怒らせないように、相手を傷つけないように、という行動をどんどん取るようになります。
そうなると、当然ですが会話も減ります。
相手の為に行動することもなくなっていきます。
その結果、二人の関係というのはさらに悪くなっていくわけです。
そして、最終的には、「離婚したい」という状況まで追い詰められるか、追い詰めてしまう。
なので、ここでは「離婚したくない」理由を紐解いていきたいと思うので、一緒に考えていきましょう。
8-1.真逆の選択が取れない時の弊害
これは先ほどお話ししましたが、「離婚しても良い」という選択が取れないという事は、「離婚したくない」という選択しか取れない、「離婚しない」という選択しか取れなくなります。
イメージでシーソーを思い浮かべて欲しいのですが、片方の選択しか取れないということは、先ほども言った通り、離婚しないがための行動ばかりをするようになります。
そうなると当然ですが、あなたが我慢をしたり、離婚しないがために行動していくようになっていくわけです。
8-2.なぜ離婚しても良いとは思えないのか
これはたくさんの人とメールでやり取りをしたり、直接話したことで分かったんですが、大体の方は離婚に対して、漠然とした不安を持っています。
お金の事・世間体の事・親のこと・将来のこと・・色んなもやもや、色んなものに対する不安がひとつになって「離婚をしたくない」という選択を取るようになってしまうわけです。
しかも、この「離婚したくない」ということを自分の都合のいいように解釈し始めます。
もう少しいえば、「離婚したくない」ということはきっと自分は相手のことが好きなんだ・まだ愛しているんだという風に解釈するようになります。
これはすごく注意が必要で、そもそも好きとか愛しているというのはどういうことなのでしょうか?
これが理解できていないにも関わらず、漠然と、きっと「離婚したくないっていうのは相手のことが好きだから・愛しているから」ということを強く思い込んでしまい、今度はそれを盾に相手を責め始めたりします。
ですが実は、離婚したくない理由というのは、だいたいがお金・世間体・親にばれたくない等そう言ったことが強いのではないかと思っています。
なので、しっかりとここでは「好き」とか「愛してる」ではなくて、「なぜ離婚したくないのか?」ということを洗い出していく事が重要になってきます。
8-3.具体的な想像+メリットを理解しておく
これは先ほどもお話ししたように、離婚に対してデメリットばかりしか思い浮かんでないため、離婚したくない・離婚をしてもいいという選択が取れない可能性が高い。
なので、逆に自分がもし離婚したとしたら・・ということを現実的に考えてみてほしいのです。
例えば、あなたが女性なら、お子さんがいらっしゃったとして、母子家庭になった時にいったいどれぐらいのお金が手当として貰えるのか?
自分が働いたら、どれぐらいの時間で、いくらお金が稼げるのか?
じゃあ住む所は母子家庭になったらどれぐらい優遇されるのか?
という現実的な部分をまずしっかりと想像してみて欲しいのです。
そして次にメリット、離婚することによる自分のメリットは一体何があるだろう?と想像して欲しいのです。
例えば、ある方とセッションした時にはこんな話がありました。
「もし今パートナーと離婚したとして、その後パートナーが浮気相手と会っていたりとか、ラブラブしていたとしたら、あなたはどう思いますか?」
するとその方は「もう離婚しているのであれば気になりません」というふうにおっしゃってました。
もちろんこれが全ての人に当てはまるわけではないですが、あなたの感情的な部分に対してのメリットというのも大きいかもしれないということです。
すなわちパートナーのことを考えなくてよくなるということは、より自分の人生に集中しやすくなるということでもあります。
しかも当然ですが、これで一生過ごすだけではなく、あなた次第では、もっとあなたに合うようなパートナーを探したり、もっといい人と出会える可能性だってあるわけです。
すなわち離婚=デメリットしかないというわけではないということを覚えておいてください。
また離婚すると、子供に対しても悪影響が出るんじゃないかという方がいらっしゃいます。
ですが、一度想像してみてほしいのです。
あなたが今のパートナーと離婚をして、感情的に解放され、より「嬉しい・楽しい」というような良い感情を感じるような毎日になったとしたら・・・
今のままで「辛い・苦しい」をより多く感じる日常で過ごすあなたがいるとしたら、どちらのあなたのもとで過ごす子供は幸せだと思うでしょうか?
どちらのあなたと一緒にいる方が子供はハッピーでしょうか?
これも考えてみてほしいのです。
結婚とか、家族とか、夫婦とか、というような形よりも、あなたが幸せであるという状態、その状態をぜひ優先して欲しいなと思います。
もう一度言いますが、“形ではなく状態を優先”してもらえれば、多分、物事はうまく進んでいくのではないか?というふうに僕は思っています。
じゃー、もっと具体的にどうすれば、浮気・不倫相手からパートナーを取り戻せるのか?について、最後の講座でお伝えしていこうと思います。
次は⇒9.浮気・不倫相手からパートナーを取り戻す真の解決方法とは?