もしかしたら、夫や妻から離婚したい!と言われてしまったかもしれません。
もしあなたが離婚したいとか、夫婦関係をあきらめていなければ、当然のことですが、回避したいですよね。
これは、当然の心理だと思います。
ですが、実は、回避したり、阻止したりすればするほど、問題は深刻な方向へ向かってしまうのですが、知っていましたか?
この記事を読み終えたときに、これまでやってきたことがどうして効果が無いのかがはっきりと理解できるでしょう。
目次
1.なぜ離婚を回避するのか?
離婚を回避することで起こる深刻な問題の話をする前に、必ず理解しなければならない人間の心理についてお話しします。
まず、あなたはなぜ離婚を回避したいのでしょうか?
この理由はわかりますでしょうか?
大体の方は、子供の事を思って!とか、家族は離れるべきではない!とか、好きだから!愛しているから!情があるから!・・・
なんて、言葉を並べがちです。
あなたもそんなことを思っていませんか?
しかし、本当の理由はそこにはありません。(キッパリ)
もちろん、全くない!と言い切れるわけではありませんが、それは本当の理由では無い可能性が高いんです。
では、一体なぜ離婚や浮気、不倫を阻止するのか?
1-1.自分の都合で離婚を回避している
それは、あなたの都合で離婚を回避しようとしている可能性が高いんです。
もう少し具体的に入っていきましょう。
これは僕自身セッションしてわかったのですが、大体の方は、
世間体、親に心配かけたくない、友達や同僚にどう思われるか、ママ友たちになんて噂されるか、子供にどう思われるか、、、
なんて、自分の心配をしている可能性が高いんです。
どうでしょうか?
「いや、私はパートナーが好きだから、愛しているから離婚したくないんだ!」
と言われるかもしれません。
ですが、良く考えてみて欲しいのです。
「好き」って何でしょう?
「愛してる」ってどういうことなのでしょうか?
ここがはっきりと理解しているのなら、そうかもしれません。
ですが、これがはっきりとわかっているのなら、離婚するまで関係は悪化しません。
大体の方は、「何となく別れたいと思っていないから、、、きっとまだ好きなんだ」という理由付けをしがちです。
ですが、残念ながら心の奥底には、「自分が傷付かないように」、「自分を守るために」、離婚を回避しようとするのです。
これは、人間だれしも傷付きたくないし、自分を守りたいでしょう。
ですが、この気持ちで離婚を回避しようとすればするほど、関係は修復できないまで破壊されてしまう可能性があるのです。
1-2.なぜ離婚の回避が関係性の破壊になるのか?
これは先ほども話しましたが、自分の都合で、「相手の離婚したい」という意思を捻じ曲げようとするわけです。
もう少し言えば、相手が離婚したいと言っている理由は一切考えずに、自分が離婚したくない理由を押し付けて、全力で回避している状態です。
これは、相手にストレスを与えている以外の何者でもありません。
ですが、じゃー離婚しろってこと!?ってわけではないです。
ここをもう少し理解して欲しいのですが、自分の理由で離婚を回避するというのは、「自分の理由で相手をコントロールしようとしている」ということ。
すなわち、相手はどんどんストレスを溜めてしまう可能性があるわけです。
当然ですが、ストレスが溜まれば溜まるほど、離婚を意思は固くなるし、お互いが憎しみ合って別れるなんてことにもなりかねません。
もちろん、それでも良いから離婚を回避したい!と思われるのであれば、それでも良いでしょう。
1-3.離婚の回避は相手にどう伝わっているのか?
これは一例ですが、パートナーにこんな言葉をかけていたら、大きな問題に発展するかもしれません。
たとえば、、、
妻が離婚を回避しようとしたら、夫に「あなたのせいで私たち(子供含む)が不幸になっても良いの?」なんてことを言う可能性が高い。
もう少し言い方を変えれば、「あなたがまともな人間なら、私たちを不幸にしてまで、離婚なんてしないわよね」なんて言ってしまう。
また、旦那が離婚を回避しようとしたら、妻に「お金はどうするんだ?」とか「子供の面倒は見れるのか?」なんて言葉で、不安を煽り、回避しようとしがちです。
もう少し言い方を変えれば、「お前なんかが一人でやっていけるわけがない。俺がどれだけ家族のために頑張っているのか理解しろ」な~んて言っちゃう。
もちろん、それがダメって話ではありません。
でも、自分が相手の立場だったら、離婚をするの辞めたい!とは思わないでしょう。
どんどん相手を追い詰めて、最終的に開き直られるかもしれません。
「あっそ、どうぞ。」
という感じに。こうなれば、関係を修復するのは難しいかもしれません。
それじゃー、どうすれば良いの!?と思われたかもしれません。
では、ここから本当に大事な話をしていこうと思います。
じっくりとお読みください。
まずすんごい初歩的なことなんですが、関係が壊れるのは、パートナーが離婚したい本当の原因を理解していないからです。
2.離婚をしたい本当の理由とは?
あなたは、パートナーが離婚したいと思った理由を理解しているでしょうか?
なぜ、パートナーは離婚したいと言ってきたのか?
ここを理解しているでしょうか。
大体の人は、言葉だけを聞いて、「これまで大切にしてこなかった」「ないがしろにしていた」「感謝していなかった」「文句ばかり言っていた」「甘えていた」。。。
いろいろな理由を言われるかもしれません。
じゃー、大切にすればいいのか?文句をやめて感謝すればいいのか?甘えるのをやめれば良いのかと言われると、答えはNOです。
そんなことをしても関係は改善しません。
じゃー、一体何が原因なのかというと・・・
「相手があなたを必要ないと思っている」または「あなたにとって自分(相手)は必要がないと感じている」のどちらかの可能性が高い。
結婚する前は、お互いが必要だと感じていたから一緒になりたいと思ったのでしょう。
ですが、関係が悪化し、必要がないと思ったから、離婚したいと思ったわけです。
では、どうして必要がないと思ったのでしょうか?
3.価値ポイントがマイナスなのが原因
は?価値ポイント?と思われたかもしれません。
ここで、価値ポイントとは
あなたと一緒にいる価値=価値ポイント
という前提で説明していきます。
この価値ポイントは上がれば上がるほど、関係は親密になり、大切にされますし、大事にしてくれます。
当然ですが、離婚はしたくない!と相手は思っています。
また、価値ポイントは、パートナー自身が、、、
あなたから大切にされている、感謝されている、愛されている、認められている、尊敬されている、、、という
あなたと一緒にいることで、ポジティブな感情を感じれば、ポイントは上がります。
逆に、ポイントが下がれば下がるほど、関係は疎遠になります。
ポイントは下がり続ければ、パートナーからは「敵」だと認識されます。
敵だと認識されれば、相手は自分を守るために、いろいろな問題を起こしてくるわけです。
夫婦喧嘩も悪化しますし、浮気、不倫、別居、DV、モラハラ、、、いろいろな問題が勃発します。
当然ですが、相手は離婚したい!と思っています。
価値ポイントが下がるのは、パートナー自身が、、、
あなたから大切にされていない、感謝もされない、文句ばかり、指摘ばかり、、、という、あなたと一緒にいることで、ネガティブな感情を感じることで、ポイントは下がります。
これは割合の話ですが、たとえば1日一緒いて、感じる感情が
ネガティブな感情<ポジティブな感情
であれば、一緒にいたい!と思うでしょう。
ですが、逆なら、1日一緒にいたいと思いませんよね?
この積み重ねが、離婚という悲しい悲劇を生んでしまうわけです。
4.離婚を回避するために最も有効なこととは?
それでは、離婚を回避するためには、一体何をすればいいのか?
ここについてお話ししていきたいと思います。
すごく簡単な方法です。
それが、「離婚を回避することをやめる」ってことです。
はぁ~~~~~離婚を回避できる方法を探しているのに、離婚を回避するのをやめるって、もう本末転倒じゃない!!!
と思われたかもしれませんが、まぁ、最後まで聞いてください。
先ほど、価値ポイントの話をしましたが、この価値ポイントを上げると言うのは、一朝一夕というわけにはいきません。
関係がじわじわ壊れていったのと同じように、改善するにも時間がかかるからです。
そして、離婚というものは相手があってのことなので、どれだけ価値ポイントを上げたとしても、相手からは「離婚」を迫られる可能性は十分あり得るわけです。
じゃー、一体どうすれば良いのか!?
と思われたかもしれません。
僕が大事だと思うのは2つ。
1つは、もちろん価値ポイントを上げるために、関係を改善しようとすること。
もう1つは、「離婚」という形よりも「関係」に重きを置くこと。
です。
5.離婚よりも大事なのは関係性
離婚しても養育費をもらう方法にも書いていますが、
パートナーシップにおいて、最も大事なのは「関係性」です。
ですが、大体の方は「形」にこだわります。
もう少し簡単に言えば、「結婚」という形にこだわります。
そのため「離婚」を阻止したり、回避しようとするわけです。
ですが、この記事でも書いている通り、阻止したり、回避しようとすればするほど、問題は悪化する可能性が高い。
さらに言えば、パートナーシップにおいて最も大切な「関係性」を完全に破壊してしまう可能性があるわけです。
そして、関係性が破壊されれば、復縁なんてあり得ませんし、相手から恨まれて、二度と会えない、なんてことにもなりかねません。
もちろん、それがダメって話ではありません。
それでも良いんです。
ただ、僕がおススメしているのは、もし別れるにしても、良い関係で別れた方が結果的にメリットは多いですよって話です。
ぶっちゃけて言えば、たとえ離婚になったとしても、良い関係でいれば、養育費や、子供と会える回数などの条件も良くなりやすい。
当然ですが、復縁の可能性もありますよね。
ここで、あなたにも考えてみて欲しいんです。
これまで付き合った人の中で、良い関係で終わった人と、最悪な関係で終わった人のことを。
良い関係で終わった人であれば、困っていたら助けてあげたいと思いませんか?普通に会話もできるし、会って食事なんてことも可能でしょう。
逆に最悪な関係で終わった人であれば、困っていても「知るか!」となるかもしれませんよね。当然ですが、会いたくもないし、話したくも無いでしょう。
これと同じなんです。
結婚という形や、一緒にいるとかいないとかよりも、「良い関係」を築く方が、未来は良い方向に向きやすいんです。
すなわち、離婚を回避するのではなく、離婚を一旦、自分の中で受け入れてみる。
または、離婚したときのメリットを考えてみる。
これをしてみると、離婚というものを受け入れやすくなります。
その状態をまずは作ってから、関係を改善する努力をしてみると、たとえ、離婚したとしても、理想の未来に近付けるような気がしますが・・・
あなたはこの記事を読んでどう思われたでしょうか?