世の中には沢山の離婚ブログがあります。
離婚しようとしている人の経過ブログやすでに離婚した人のブログなど。
離婚しようとしている人にとっては、どうやて離婚しよう?とか離婚するにはどうしたらいいだろうという参考になるでしょう。
逆に、離婚して欲しいと言われている人にとっては、離婚したいと思う理由や、その後どんな風に過ごしているか?などを想像しているかもしれませんね。
ですが、離婚ブログをそれだけのために活用するのはもったいない!
ということで、どうせなら他人の離婚ブログを自分の人生に活かしちゃおうぜ!って視点で書いていければと思います。
1.離婚ブログが持つ影響力
離婚ブログには大きな力があります。
なぜなら、特に離婚したい!と思っている人にとっては、「読んでてホッとする!、自分だけじゃない!」ということを感じさせてくれるからです。
ある意味、離婚したい人を支える、仲間であり、先輩であり、同士であり、頼もしい存在になるかもしれません。
ですが、逆にこういう特徴もあります。
それが自分の、離婚したい!という気持ちの後押しをしてくれるので、周りが見えなくなり、離婚に突進しやすくなるわけです。
もちろん、それでも良いと思います。
誰かの離婚ブログに影響を受けて、離婚するという選択もありでしょう。
ですが・・・それだけではもったいない!
どうせなら、自分の人生がより良くなるように活用した方が良いと僕は思うわけです。
(単に離婚する!という選択以外に。)
じゃー、どうやって離婚ブログを活用すれば、自分の人生がより良くなるのかをお話していきましょう^^
2.離婚ブログから夫婦関係が壊れるヒントを得る
離婚ブログには、だいたいその人の夫婦関係がどのようになって、離婚に至ったのかということが書いてあると思います。
ということは、ある夫婦関係で実際に起きたことや、考え方、感じ方などを知ることが出来るのです。
なんて、すばらしいチャンスでしょう。
そんなことは、普通に生きていたら巡り合えないかもしれませんね。
たとえ、近くにそういう人がいたとしても、根掘り葉掘り聞けないでしょうし。
ということで、せっかく離婚ブログを書いてくれているので、ぜひ自分のために活用してください。
2-1.離婚ブログからなぜその人の家庭が壊れたのかを推測する
まず、最も大事なのが、なぜその人は別れを選んだのか?ということです。
一体どういうことがあって、どのように感じ、何を思って、どんな行動をしたのか?
そして、その結果、どのようなことが起こったのか?そいうことをある3つの視点で紐解いてみて欲しいのです。
で、3つの視点とはこの視点です。
2-1-1.○○であるべきの視点
2-1-2.○○のせいの視点
2-1-3.感謝の視点
それでは、1つずつ具体的に解説していきましょう。
また、この視点を持つのがダメだとか、離婚する原因になったんだ!なんてことが言いたいのではありません。
この視点を持つことは別にダメではありません。
ただ、この視点を持つことでどういう弊害が生まれる可能性があるのかは、理解しておいた方がいいです。
2-1-1.○○であるべきの視点
離婚をするパターンの1つに、「○○であるべき」「○○であるべきではない」という視点で物事を見ている場合が多いです。
もう少し簡単に言えば、男は仕事をして家庭を支えるべき、女は家事や育児をして男を支えるべき、的な。
他には、家事は手伝うべき、掃除は毎日すべき、子供は勉強をすべき、大学ぐらいには行くべき、親に対して優しくすべき、浮気はすべきではない、、、などなど。
世の中には、いろいろな○○すべき、○○すべきではないが溢れかえっています。
ここで、そのブログから、著者の○○すべき、○○すべきではないという書き込みがあるか調べてみてください。
これが家庭や二人の関係にどう影響するのかは後で解説します。
2-1-2.○○のせいの視点
次に多いのは、○○のせいという視点です。
これは、簡単に言えば、自分のせい、相手のせい、政治のせい、社会のせい、親のせい、、、
何かの出来事に対して、犯人捜しをする癖があると、このような視点を持ちやすくなります。
○○をしたのは、○○をしたあの人が悪い!自分は悪くない!
○○をしたのは、きっと自分の○○が悪いからだ、自分のせいだ!
このミスをしたのは、会社の体制のせいだ!俺は悪くない!
なんてことを言いやすいです。
ですので、今度は離婚ブログから、この○○のせいという書き方がされていないかを調べてみてください。
多分、パートナーがいかにおかしいか!という視点か、もしかしたら、自分が至らなかったから、、、なんて視点でも書かれているかもしれません。
(たぶん、前者の方が多い気がします)
2-1-3.感謝の視点
次に感謝の視点です。
感謝の視点とは、誰かや何かでも良いのですが、感謝しているような表現があるか?です。
もしかしたら、大変な時期に支えてくれた人に対しては感謝を感じているかもしれませんが、それ以外であるかどうかを離婚ブログから探してみてください。
たぶん、パートナーに関しては、怒りや悲しみばかりを感じているので、感謝の視点はほぼ無いのではないか?と思います。
2-2.離婚ブログから自分の家庭でも似たようなパターンが無いか調べる
さぁ、これまでの視点で離婚ブログを3つの視点で読んでみて、何かに気付きましたでしょうか?
ぜひ、一度この視点で読んでみてください。
次に、自分の夫婦関係でも似たようなことが無いか調べてみてください。
2-2-1.○○であるべき視点
あなたとパートナーは、一体どんな○○であるべき!○○はすべきではない!でぶつかっていたでしょうか?
また、自分はどんな○○であるべき、○○はすべき、○○はすべきではないを持っているでしょうか?
ここを一度探してみてください。
2-2-2.○○のせいの視点
次は、○○のせいという視点です。あなたは、自分のせいやパートナーのせいだと感じた出来事はありませんでしたか?
もしくは、相手からあなたのせいだ!なんてことを言われて責められたことはありませんか?
これも、どういう出来事のときに、この○○のせいというパターンが出てきたか、思い出してみてください。
2-2-3.感謝の視点
さぁ、ここでは感謝の視点について考えていきましょう。
あなたとパートナーは日ごろからどんな言葉をかけているでしょうか?
ありがとう
感謝してる
助かる
嬉しい
それとも・・・
なんでそれぐらいやってくれないの!
なんでそんなことも気付かないんだ!
はぁ~~~
もういい、、、
という言葉でしょうか?
ちなみに、どちらが良いとか悪いと言う話ではありません。
ここでは、日常的にどんな会話をしているのかを振り返ってみてください。
2-3.離婚ブログから夫婦関係の改善のヒントを探す
さぁ、それでは先ほどの視点を持つことの弊害と言うか、、、関係が壊れやすくなる理由について説明していければと思います。
ただし、何度も言いますが、これをしないといけない!とかこうあるべき!なんて話ではないです。
そうではなく、あなたとパートナー(今の相手でも、未来の相手でも、誰でもいいです)がどんな関係を築きたいのか?ってことです。
もし、私は誰ともキズナを構築しなくても良いです!と言われるのであれば、これ以上読んでもおもしろくはないでしょう。
ですが、もし理想のパートナーシップを構築したい!と思われるのであれば、ぜひ読んでみてください。
2-3-1.○○であるべきを持つ弊害
それでは、先ほどの○○であるべきを持つとどんな弊害があるのでしょうか?
これも、その視点を持ってはダメ!って話ではないので、ご注意ください。
「○○であるべき」というのは、僕たちは「正しさ」と言っています。
たとえば、男は仕事をして家庭を支えるべきという正しさを持っていたら、
妻は、自分が納得する金額を家に入れないと足りない、と思うかもしれません。
当然ですが、足りないと思っていれば、そういった言葉や態度が出やすくなります。
具体的には、「お金が足りないから、働こうかな」とか、直接的になれば、「会社変えたら?」とか「なんでこんなに少ないの!?」なんて言葉が出てしまうかもしれません。
他には、妻は家事や育児をすべきという正しさがあれば、
家事に手を抜いていると、指摘したら、すこしぐらいちゃんとやれよ!なんて言葉を言ってしまうかもしれません。
当然ですが、そういう言葉や態度は、相手にとって否定されたと取られる可能性が高いので、夫婦喧嘩になってしまうわけです。
2-3-2.○○のせいの弊害
○○のせいも同じです。
よく、
あなたが○○って言ったから買ったけど、やっぱり納得いかない、、、
とか、あなたの口が言うからやったのに、結局うまくいかない、、、
なんて言葉を、相手にかける人がいますが、当然ですがこれは、あなたのせいでうまくいかなったということを伝えているだけです。
ようは、自分が失敗したのはあなたのせい、自分が後悔したのはあなたのせい、自分がこうなったのはあなたのせい、、、
これを言われば、当然ですが否定されたと取りやすいですよね。
だから相手は反論して来たりするわけです。
または、自分を責めて自分が失敗したのは自分のせい、うまくいかないのも自分のせい、、、、
なんてことを考えてしまう。そうなれば、自分を責めて、最終的には、自分なんて離婚した方が相手は幸せだろうと考えてしまうかもしれません。
ということは、○○のせいという思考では、夫婦喧嘩を誘発するか、自分を責めて、自分から身を引くか、相手に傷付いていることを見せつけて精神的に病むか、、、
最終的には、理想の夫婦関係にはなりにくいということです。
2-3-3.感謝の弊害
最後は、感謝の弊害です。
○○であるべき、○○のせいというコミュニケーションを繰り返していると、相手に対して感謝の言葉なんて思い浮かばないと思います。
だからこそ、感謝をしあうなんてことが難しくなるわけです。
ですが、理想の関係を作るうえで、感謝は必須というか、
「相手に感謝できる部分が見つけられない」のならば、関係は必然的に悪くなっていきます。
あなたも当然、感謝されないことにストレスを感じていたのではないでしょうか?
ですが、逆にあなたはパートナーに心からの感謝は伝えていたでしょうか?
どちらかが辞めてしまえば、その習慣はなくなっていきます。
夫婦関係が良かった頃は、感謝し合う習慣になっていたけど、関係が悪くなってからは、感謝はしない習慣になってしまった・・・
なんてことは、多々起こり得るのです。
3.離婚ブログを自分のために活かす
これまでの説明で、離婚ブログをどういう視点で読めば、自分の家庭で、どういうことが起こっているのかがわかると思います。
また、その視点がどういう弊害を起こす可能性があるのかということにも気付けたのではないでしょうか。
それでは、これらの視点をどう活かせばいいのか?について説明していこうと思います。
3-1.○○であるべきを活かす
○○であるべきという視点、、、すなわち「正しさ」を持つことで、相手を責めたり、自分を責めることに繋がるかもしれないと言うお話をしました。
ただし、勘違いして欲しくは無いのですが、この正しさを持ってはいけないということではありません。
そうではなく、その正しさを持つことによる
メリット、デメリットを考えてみて欲しいのです。
そして、その正しさが、今の人生のどのように影響しているのかを考えてみると、、、デメリットは、夫婦喧嘩の原因になっているけど、、、
メリットは、仕事がうまくいく理由になったりしているかもしれません。
ということは、この正しさをどう活用すれば、自分の人生がより良くなるだろうか?と考えてみると、活用の仕方が見えてくるかもしれません^^
ぜひ、試してみてください。
3-2.○○のせいを活かす
次に、○○のせいを自分の人生にどう活かせばいいのか?
これは、すごく簡単なのですが、○○のせいでは、問題は解決しない傾向があります。
そのため、○○のせいと感じたら、、、○○のせいではなくて、その出来事に感情が動いたということは、自分の中の考え方に原因があるかもしれない。
・・・としたら、それは一体なんだろう?
と考えるわけです。
これは、自分のせいと考えたときも同じです。
自分のせいとしてしまうと、自分を責めて終わってしまいます。
自分を責めてしまうと、当然ですが状態はどんどん落ちていきますし、精神的にも安定しにくくなります。
そのため、自分を責めるのではなく、、、もちろん相手を責めるのでもなく、一体、何が原因で、自分を責める結論に至ったのかを探るわけです。
これをすると、、、おもしろいことに、○○のせいにする頻度がどんどん少なくなります。
もちろん、自分を責めていた人は、自分の状態がどんどん良くなるし、相手を責めていた人は、夫婦喧嘩が減っていくでしょう。
ぜひ、お試しあれ!
3-3.感謝を活かす
感謝を活かすというのは、簡単に言えば、「心から感謝できる自分になる」ということです。
あなたはこれまで「言葉だけの感謝」ではなく、心からの感謝をどれだけ感じられたでしょうか?
もしかしたら、数回という方がの方が多いかもしれません。
これは、簡単に言えば感謝のハードルが高くなっている可能性があります。
まぁ、これもダメって話ではないんですが、心から感謝できるようなことが、見つけられないとも似ているかもしれません。
ただし、何度も言いますが、それがダメって話ではないです。
この感謝に関しては、こちらを一度参考にしてみてください。
まとめ
最後に、離婚ブログを何も考えずに見ると、離婚を促進する力にはなりますが、それだけではもったいないかもしれません。
離婚ブログを書いた人の家庭は一体どんなことが起きて、どのようになったのか、というストーリーをしっかりと読んでみてください。
そして、それを自分の家庭や自分の人生に活用するような視点で読んでみてください。
活用できれば、夫婦関係だけでなく、人生そのものをよりよくしてくれるヒントになるかもしれませんので^^