離婚したら後悔するかなぁ?あー後悔はしたくない!・・・
世の中には離婚しても絶対に後悔しない人と、離婚したら絶対に後悔する人という2人がいます。
実際に、インターネットでも調べてもらえると「離婚して後悔した。」・「離婚した方がよかったです。」と二つの意見があると思います。
それではなぜこのように二つの意見があるのか・・
実は、そこにはある・・たった一つの違いがあったのです。
もし、あなたが「離婚しても絶対に後悔したくない」と思われるのであれば是非最後まで読んでみてください。
1.なぜ、離婚して後悔するのか?
では、なぜ人は離婚して後悔するのでしょうか・・・?
これは人それぞれ理由があるので、ひとつずつ有名かつ代表的なものを選んで説明していきます。
1-1.生活が苦しくなった
これは多分、女性の方が感じる事が多いとは思うんですが、これまでは夫がお金を稼いでくれていて、それを家に入れてくれてたんですが、離婚したことによって生活費が足りなくなってしまった。または生活費を入れてくれなくなってしまった。
それによって圧倒的に家のお金が減ってしまったり・・・
それに伴って、住むところだとか、食べるものだとかの生活レベルを落とすしかなくなり離婚したことを後悔してしまったり・・
なので、もう少し我慢していても良かったんじゃないかと思う人が結構多いようです。
1-2.1人が寂しくなった
これまで二人で過ごしてたところに人が1人いなくなるわけですから、そう感じる事はいたって自然な事だと思います。
例えば、夜寝る時、これまでは旦那さんや奥さん、あとは子供たちと一緒に寝てたんですが、離婚したことによって一人になってしまい・・・それによってすごく「寂しい」という感情を感じるようになってしまったり。
いつも帰ってくると「おかえり!」と言ってくれてたのになぁ・・とか、子供の騒がしい声が聞こえたりしてたものが一切なくなってしまい・・
それによって「一人って寂しいな」と思って離婚を後悔したと言う人も結構いらっしゃるようですね。
1-3.子供のためにもっと我慢すればよかった
子供が大きくなった時に、「どうして、うちはパパがいないの?」もしくは「ママがいないの?」みたいな事を聞かれた時に説明が難しくなってしまう場合があります。
どういう風に説明すれば良いかわからなかったり・・または「何で離婚したの?」と子供からしつこく聞かれてしまったり・・とか、「一体何が原因だったのか教えてほしい」みたいな話だったり・・。
特に子供が大きくなればなるほど・・
そこに敏感になってくるというか、その理由がある程度わかってくることによって、子供から恨み節ではないんですが・・「もうちょっと我慢できなかったの?!」みたいなことを言われてしまうことによって離婚を後悔してしまったという方もいらっしゃるようです。
1-4.他の異性を見てマシだったことがわかった
バツイチになって他の相手と付き合ったことで、その前の奥さん・旦那さんのいいところが見えてきた、と言いますか、元パートナーの悪いところと思ってたところが、実はそこまで悪いものではなかったと気づいてしまう事です。
1-5.実は相手はいい人だったかもと感じることが多い
比較することで、離婚した相手の良さが見えてくる、という事ですね。
それによって
「実はうちの旦那ってマシだったんじゃないだろうか?」
「お給料安かったんだけど人間としてすごくいい人だったな。」
とか逆に・・・
「仕事は真面目だったけど、家ではだらしなかったっていうぐらいで、そんなにイライラする事じゃなかったな・・。」とか。
でも新しい相手は、例えば・・・ DVがある、とか、ギャンブル癖がある、とか、借金ぐせがあって浪費家だった・・・とか。
そういう、前のパートナーとの差を見ることによって離婚を後悔したという方もいらっしゃるみたいです。
このように離婚する理由は、人それぞれバラバラなんですが、比較をしたり、子供の事、実際にいなくなって気づいたり・・・そういう物理的な不足感だったり、寂しさだったり、を感じることで、後悔する人が多いようです 。
2.離婚しても後悔する人と後悔しない人の違いとは
それではこれから離婚しても後悔する人と、後悔しない人の違い(特徴)について説明していきたいと思います。
その特徴っていうのはなにか??
実は・・・大きく分けて2つしかありません。
その1つは、「相手に依存するタイプ」と、もう1つは「相手に依存しないタイプ」です。
どういう事か?わかりやすく説明していきましょう。
簡単に言うと・・シーソーを思い出して欲しいんですが、片一方に奥さんが、片一方に旦那さんが乗っていた時に、どちらがパワー的に強いのかというものです。
もう少し詳しく説明しましょう。
2-1.離婚して後悔する人の特徴
それは・・・相手に依存するタイプ
シーソーの例で言うと旦那さんの方が強い、そして、奥さんの方が弱い。もしくはその逆の、奥さんの方が強くて、旦那さんが弱い。という感じです。
この”強い”とか”弱い”というのは人間的な物というよりも、人との関わり方という感じでイメージしてみてください。
なので、例えば旦那さんの方がパワーバランスが強い場合というのは、奥さんが気を使う人、逆に奥さんの方がパワーバランスが強い場合は旦那さんが気を使う人です。
この上の例でいくと、“気を使う側”つまりパワーバランスの弱い方が「依存するタイプ」になります。
そのパワーバランスの強い方がいなくなる事で、これまで色々頼ってた事だとか、相手に委ねていた事を、自分で色々しなきゃいけなくなりますし、更に、これまで考えなくて良かったことも考え始めなくてはいけなくなるので、色んな意味で不安を感じ、後悔をしやすくなります。
2-2.離婚して後悔しない人の特徴
それは、上で説明したタイプの人とは対照的に、“依存せずに自分でどんどん決断するタイプ”です。
これは、パワーバランスで言うと、パワーバランスが強い方で、どちらかと言うと後悔はしにくいです。
その理由は、このようなタイプの方は自分で決めて自分で行動したり、意思の強い人だったりするからです。
このタイプの人は、離婚しても後悔はしにくいと一般的に言われています。
2-3.ただ両方とも最終的には・・・
では、相手に依存するタイプがダメで、自分で決断するタイプがいいのか?、
逆に、自分で決断するタイプはダメで、相手に依存するタイプがいいのか?
と言うと、そうではないんですね。
これは結局、相手に依存するタイプっていうのは離婚されやすくなってしまいますし、自分で決断するタイプというのは自分の都合で離婚しやすくなるんです 。
なので、最終的には離婚に対して後悔する・しないっていう基準で考えると、 一見、後悔しない“自分で決断するタイプ”が良さそうに見えるのですが、
実は最終的には、この二つのタイプとも“人と長く結婚生活を送る”っていうのは難しくなるとも言われています。
2-3-1.相手に依存するタイプ
簡単に説明しますと、このタイプは、相手に委ねたり・相手に任せたりするので、自分というものをもってない、、、というと語弊がありますが、あまり自分というものを前面に出さない事が多いです。
例えば、自分の言いたいことが言えずに我慢したり、頑張って色々やってしまったりとかして、我慢が続き、関係がどんどんどんどん悪くなってしまう・・という感じです。
本来ならば、結婚生活というのは、お互いきちんと話し合うことができて、「温かい家庭をつくる」だとか「幸せな家庭を作る」目的のために、お互い協力していくのが一番いいのですが、この“相手に依存するタイプ”は相手に合わせてしまって、自分の意見が言えなくなってしまう傾向があるので、二人で良い関係を築いていくというのが、結構難しくなってしまいます。
2-3-2.自分で決断するタイプ
“自分で決断するタイプ”の方は自分の意思がすごく強いので、相手に足りないところがあったり、不足があると、有無を言わさずバシッと斬ってしまうように、「じゃあもういいよ!!」と言って、一人で勝手に前にどんどん進んでいってしまう傾向があるので、相手との対話が凄く苦手だったりします。
もしくは、対話をしているつもりが、いつの間にかどちらが正しい、どちらが間違いという戦いになってしまい、建設的な対話にはなりづらい傾向があります。
じゃー、どうすればいいんだ!!と思われたかもしれませんが、それを今から説明しますね。
2-4.後悔しない幸せな離婚とは?
できれば、、せっかく結婚したんだったら良い関係で最後までという考えが誰しもあると思います。
でも、離婚を選択しなければならない時もくると思います・・
じゃあ、後悔しない幸せな離婚というのは何なのか?と言いますと、先ほど、“相手に依存するタイプ”は後悔する。とか、“自分で決断するタイプ”は後悔しないとか・・色々説明したのですが、このどちらのタイプも決して幸せな離婚というものには辿りつきにくかったりします。
なぜなら、結局、相手に合わせるか・言いたいことだけを言うかで終わってしまうからです。
なので、夫婦としての二人の関係性というものを構築しづらいので、結局はドロドロした離婚なってしまったり、障害の多い離婚や、問題の多い離婚というものが起こる可能性がすごく高いです。
3.最高の離婚の仕方とは?
これは世間一般的に言われてることですが、そもそも夫婦関係の終わりというものに対して「離婚」だと思われてる方がほとんどです。
ですが、この「離婚」というものは、単なる“「結婚」という形の終わり”であって、“二人の関係の終わり”ではないということを覚えておいてください。
3-1.夫婦関係の本当の終わりを知る
夫婦関係の本当の終わりというのは先ほどもお伝えましたが「離婚」ではありません。
まあ確かにに夫婦という形の解消になるので、離婚というものも一つの終わりかもしれません。
ですが、夫婦関係の本当の終わりではありません。
3-1-1.本当の終わりは離婚ではない
僕が言う“夫婦関係の本当の終わり”というのは、「関係の破綻」という風にいっています。
「関係の破綻」というのは人間関係の破綻のことを指します。なので最高の離婚するには、まずその離婚する・しない、というところをみるんではなくて、今の人間関係で最高の離婚ができるか・できないか、という視点で見て欲しいです。
3-1-2.関係の破綻とは?
簡単に説明しますと、お互いを嫌っていたり、敵同士になっていたり、恨んでいたり・・という関係性です。
元々は全く知らない二人が、知り合い、友達関係になり、恋愛関係になり、結婚して夫婦関係になります。
でも、夫婦関係を続けていくうちに、関係がどんどん壊れていき、いつの間にか・・・敵同士になってしまう。
すなわち、お互い何も知らなかった関係よりも、もっと悪い関係である自分を擁護し、相手を攻撃するような敵味方の関係になってしまうのです。
このような関係になる事を「関係の破綻」と言っています。
3-2.本当の終わりを迎える前に出来る限り関係を構築する
ちょっとここで思い出して欲しいんですが・・・
あなたがこれまで付き合った人の中に“良い別れ方をした人”と“悪い別れ方をした人”はいませんでしょうか?
もしいなければ、想像でも良いのですが、 良い別れ方をした人っていうのは、多分、相手のことをそこまで嫌ってないと思います。
「また会ってみよう!」とか、会って話をすることや、連絡を取り合うことに対して、そこまで違和感はないでしょうし、嫌悪感もないと思います。
ですが、悪い別れ方をした人なら・・・
もう二度と連絡を取りたくない、話もしたくない、もちろん、会うなんて考えられないような状態になってしまっていると思います。
この、「もう二度と会いたくない!」という状態が、よくない離婚 だと僕は思っています。
何度も言いますが、離婚がそのものに良い・悪いはないんですけど、ただ、後悔しない最高の離婚をするためには、最もよくない関係の終わるのではありません。
僕がお勧めするのは、「良い別れ方した人」のような関係を作ることです。
これが最高の離婚に繋がると思っています。
3-3.最高の離婚とは、いい関係で終わること
では、最高の離婚にするためには、どうすれば良いのかというと、、、先ほど述べたことを含め、「関係の破綻だけは防ぐ」ということです。
そうならないように、相手と出来る限り良い関係を作っておく、っていうのをお勧めしてます。
もう少し言いますと、「離婚」という形にこだわるんじゃなくて、二人の人間関係をより良くしていくことが、結果的に最高の離婚という形にしていく事だと僕は思っています。
そして、良い別れ方をすると・・実は結果的に自分にとってメリットがあります。
それを今から説明していきますね。
3-3-1.悪い関係で終わることのメリット・デメリット
悪い関係で終わったとしたら、一体どういう事がおこるのでしょうか・・?
例えば、養育費が支払われない、とか、何か困ったことが起こっても助けてもらえない、はたまた、子供と会えない、とか、子供にあなたが敵であるかのように吹き込んだり・・・・
このように、本来は、離婚したら養育費は払わなければいけない、とか、子供に会わせなければいけない等、裁判所で決まったとしても、それをちゃんと履行してくれない関係になってしまう・・すなわち、どんどん関係が離れていってしまう・・ということなんです。
もう少し言えば、あなたが困ろうが、どうなろうが「どうでもいい」と思われてしまうということです。
3-3-2.いい関係で終わることのメリット・デメリット
では、良い関係で終わるとどんな良い事があるのでしょうか・・?
当然、関係が良いので、相手は、あなたを困らせようという思いはなく、養育費もしっかり払ってくれますし、困っていたら助けてあげたいと思ってくれます。
他には、子供にも会わせてあげたいな、とか、子供にも良いお父さん、お母さんなんだよと、良く伝えてくれるかもしれません。
このように、二人の関係は「離婚」という形で、一旦は結婚の形は終わったのですが、人間関係や夫婦関係としては良好な関係なので、結婚していた頃と同じような、もしくはそれ以上の関係が築ける場合が多いんです。
当然そうなると復縁だってありえますし、例えば、また恋愛関係に発展する可能性もあったりします。
なので、僕がお勧めするのは、まず、悪い関係で終わらせないこと。
例え離婚になったとしても、なるべく良い関係で終わらせることを強くお勧めしています。
まとめ.後悔しない離婚とは出来る限りいい関係を作ること
「後悔しない離婚」というのは、僕の中では“出来る限りいい関係で終わること”というふうに思っています。
なぜ、そんなに良い関係で終わる離婚を勧めるのかと言うと、悪い関係で離婚してしまうと、結局悪い思い出しか残らなくなりますし、例えば、次に新しい人を見つけて再婚しようと思った時も、結婚に対して嫌な思い出しか残らないので、その一歩を踏み出せないという可能性も起こりやすくなるからです。
なので、できれば“最高の離婚”という、お互いに良い関係で終わらせる・・・本当に相手と友達のような関係で出来る限り終わらす、という事が、僕の中ではすごく重要なことなんじゃないかなと思っています。