子供のしつけって大変ですよね。
うちの長男(中1)もかなり大変でした。
小学5年生ぐらいまでは、こんな問題行動を繰り返していました。(これは一部です。)
・親からお金を盗む(6回も!)
・ゲームは隠れて深夜までやる
・ほぼ確実に何か忘れていく
(先生から何度も電話がかかってきた)
・宿題は無いとか平気で嘘をつく(何度も!)
・質問しても「別に」しか言わない
・何か話しても意味がわからない
・学校の準備をしない
・片付けは全くできない
・物をすぐになくす(カギや財布も!)
・歯は磨かない
こんな状況でした(苦笑
ですが、今では全ての問題行動がほぼ改善されています。(たまーーに忘れ物をしたり、ものを無くしたりはします^^;)
では、どうやって改善したのか?
ということについて話しますので、じっくりと最後までご覧ください^^
目次
子供の躾(しつけ)成功STEP1:子供の躾(しつけ)が失敗する理由
なぜ、しつけはうまくいかないのか?
というか、そもそもしつけって何でしょうか?
一応調べてみると、、、
しつけ(躾・仕付けまたは仕付)とは、人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること。
概念的には伝統的な子供への誉め方や罰し方も含む。
引用:wikipedia
と書いてありました。
では、「規律や礼儀作法などの慣習にあった立ち振る舞い」って何だと思います?
まぁ、簡単に言えば、人を嫌な気分にさせない行動、気遣いなどかもしれません。
ですが、ここで考えて欲しいことがあります。
それが、どうやったら人を嫌な気分にさせない行動をしたり、気遣いが出来るようになるのでしょうか?
・・・
これってものすごく簡単な言い方をすれば、「相手の立場に立って物事を考える」ということだと思います。
じゃー、「相手の立場に立って物事を考える」ためにはどうすれば良いのか?
それには3つあると思います。
1、自分も同じ経験をする
2.想像する
3.教えてもらう
で、子供をしつけるために、1.同じ経験をする、2.想像をする、は中学生、高校生ぐらいでも難しいかもしれません。
なので、結果的に3.教えてもらう、という方法を実践している家庭が多いのではないでしょうか。
ほとんどの家庭で親から教わる「しつけ」。
しかし、うまくいっている家庭とうまくいかない家庭に分かれます。
一体何が原因なのか?
今回は、うまくいかない家庭または、うまくいっていると思っている家庭についてお伝えしていきますね。
うまくいかない家庭、またはうまくいっていると思っている家庭のしつけ方法は、
「力で抑えつけるやり方」
を採用しています。
怒りをぶつけたり、脅したり、力や権力を使って抑えつけるのです。当然ながら、子供が小さいうちは、それでも言うことを聞きます。
ですが、大きくなるにつれて無視か、反抗へと移行します。もっとひどくなれば、精神病をわずらったり、不登校、非行、犯罪行為へと発展する可能性もあります。
まぁ、力で抑えつける行為は、簡単に言えばモラハラです。(精神的DVと言っても良いかもしれません)
大人の場合は、なんとかすればその場から逃げられますが、子供の場合は逃げられません。
逃げられないから、徹底的に痛めつけられます。子供はそれを我慢してひたすら耐えるしか選択肢が無いのです。
でも、勘違いはしないでください。
僕はそういった子育てが間違っている!と言いたいのではありません。
そうではなく、その方法では自分も子供も両方がしんどくないですか?って話です。
では、どうしたらうまくいくのでしょうか?
子供の躾(しつけ)成功STEP2:100%うまくしつけられる方法
僕の中では、しつけがうまくいく方法としては、”信頼関係”が不可欠だと思っています。
あなたもこれまで働いたことがあるならわかると思いますが、どんな上司となら信頼関係が築けましたか?
または、築けると思いますか?
モラハラをしてくる人?力で抑えつける人?無理やり言うことを聞かそうとする人?
さぁ、こんな上司と心から信頼し合える関係になれると思いますか?
そんなわけはありませんよね。
一秒でも早く、その人の元から離れたいと思う人の方が多いのではないでしょうか。
じゃー、どんな上司となら信頼関係が築けるのか?
それは”絶対的安心感”のある上司です。
絶対的安心感とは、「自分のことを受け入れてくれている」と感じる状態です。
否定や拒絶、嫌味や脅し、、、そんなことではなく、認められる、信頼される、頼られる、、、こういったことを感じられるのです。
では、話を戻しましょう。
子供のしつけを教える立場として、子供との信頼関係を構築するという話をしました。
そして、信頼関係とは「自分のことを受け入れてくれる相手」にしか感じることはありません。
じゃー、
”自分のことを受け入れる”=”絶対的安心感”
って一体なんなのか?どうやったら作れるのか?この話をしていきたいと思います。
子供の躾(しつけ)成功STEP3:今すぐ出来る”絶対的安心感”の作り方
先ほど、自分のことを受け入れてくれることが絶対的安心感だという話をしました。
では、自分のことを受け入れてくれるってどういうことなのか?
これが答かどうかはわかりません。ですが、僕が自分の子供にしていることをお伝えします。
まず、自分のことを受け入れてくれるってことは、存在を否定されるとは逆の意味だと思いました。
ようは、「存在を肯定する」ってことです。
もう少し詳しく話していきますね。
存在を肯定するっていうのは、その人がそこにいること(存在していること)がいかに素晴らしいことなのかを伝えることだと思っています。
僕たち親は、子供に対して、存在を肯定することってすんごい簡単なことだと思っています。
なぜなら、その子がおなかに宿り、妊娠期間を経て、出産し、今の年齢まで育てたわけです。
その間で、うれしいと思ったことや、癒されたこと、楽しかったことなどの体験が1つぐらいはあったのではないでしょうか?
ようは、その子を授かり、生まれたことで自分はいかにハッピーを感じたのか?このストーリーを話せば良いだけなのです。
僕はこれを何度も繰り返しています。(今もしています。)
・生まれてきてくれてありがとう。
・長男が生まれてきてくれたから、長女と次男も生まれたんだよ。
こんなことを、思い出したときにいつも言うようにしていました。
また、赤ちゃんのときの映像を一緒に見ときに、長男は「本当に大切にされてたんだ」と言葉に出して言っていました。
僕の中では、これが相手の存在を認めることだと思っています。
そして、それができ始めると、信頼関係は構築されていきます。
僕には「心の中を話せる」と中1の長男は言ってくれます。
信頼関係ができると、真剣に僕の話を聞いてくれます。
そして、昔はいつもしていた問題行動が今では全くなく、反抗する気配も全くありません。
※反抗期って、親との信頼関係がないから起こるんじゃないか?って僕は思ってます。力で抑え付けた結果、反抗できる力、知識を得た瞬間、全力で自分を守るために反抗しているに過ぎないのではないか?としか思えません。
(僕は母親に反抗していましたが、そのとき感じていたは、結局話してもわかってくれない、聞いてくれない、という思いが強かった気がします。)
話を戻しますが、信頼関係ができた時点で、100%しつけは完了すると思っています。
なぜなら、信頼している人の話は真剣に聞き、それを取り入れようとするから。
逆に、信頼関係が構築されていない状態なら、何をしても本当の効果はないかもしれません。(一時的に改善しても元に戻る可能性が非常に高い)
まとめ:子供の躾(しつけ)が100%成功する方法とは?
まぁ、さらっと書いてしまいますが、人間関係の根本的なものである信頼関係。
これを構築できれば、子供はあなたの言葉に真剣に耳を傾け、それをがんばって取り入れようとします。
また、もう1つおもしろい特徴ですが、信頼した相手の真似をし始めます。
その人のようになりたり、そんなふうに生きたい、と尊重してくれるのです。
なぜなら、こちらも尊重しているから。
その子の存在を肯定しているからこそ、そのように思ってもらえるのです。
そして、信頼関係を構築する第一歩は、「相手の存在を認める」ということです。
今回話した内容はその中の1つでしかありませんが、強力なのでぜひ繰り返してお子さんの存在を認め、力を与えてあげてください。
そして、何度も言いますが、力では何も解決しません。
また、力を行使すればするほど、問題はより大きく深くなるだけで、結果的にあなた自身を苦しめることにもなるのです。