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子供の躾(しつけ)を成功させるたった1つの秘訣とは?

子供のしつけ

子供の躾(しつけ)っていろいろと方法はありますよね。

 

こういうふうに褒めなさい。

こう叱りなさい。

感情的に怒ってはダメ。

自分の都合を押し付けてはダメ。

 

はたまた、これぐらいは、最低のマナーとしてのしつけとして、、、

 

人の家に言ったらあいさつをする

靴は並べる

お邪魔しますは言う

時間通りに帰ってくる

お菓子や飲み物はもらわない

 

・・・

 

いろいろとありますが、、、これってしつけ?というか、しつけって何なのでしょうか?なぜ、それをする必要があるのでしょう。

 

また、一体誰のためにしつけをするのでしょうか?ちなみに、僕の子供の躾(しつけ)はちょっと違いますが、、、その話をする前に、ちょっと質問があります。

 

あなたはお子さんに対して、どんな言葉を使っていますか?

 

・片付けが出来ない子ね

・おうちゃくな子ね

・人の気持ちがわからない子ね

・勉強ができない子ね

・ずる賢い子ね

・ひきょうな子ね

・いじわるな子ね

・きたない食べ方をする子ね

・朝が起きられない子ね

・あいさつができない子ね

 

・・・

 

こんな言葉を使っていませんか?この言葉って、実はその子のセルフイメージ(自分が思っている自分)を作る可能性があります。

 

例えば、

 

あなたは片付けが出来ない子ね=自分は片付けが出来ないんだ

あなたは人見知りね=自分は人見知りなんだ

 

この場合は、出来ない自分を作りあげる可能性があります。または、こんなのもありえます。

 

あなたはしっかりした子ね=自分はしっかりしているんだ

あなたは真面目な子ね=自分は真面目なんだ

あなたはやさしい子ね=自分は優しいんだ

 

この場合は、逆に、しっかりしなければならない、真面目にしなければならない、優しくしなければならない、というセルフイメージを作る可能性もあります。

 

これは、どちらが正しいとかどちらが間違っているという話ではなく、これらの特性を理解してお子さんに伝えることをおすすめします。

 

そして、実際に僕が長男に伝えていたことは、

 

お前はいいやつだ

お前は女性やお年寄り、小さい子に対して本当に優しい

いつも助かるよ

失敗しても良いよ

楽しんでね

 

ということを伝えていました。

 

その結果かどうかはわかりませんが、小学6年生の今では、友達が多く、この間は、学級委員に立候補して、3、4人の中から8割以上の投票数を得て選抜されたそうです。(立候補した理由は、表彰状が欲しかったからだそうですがw)

 

そして、奥さんと買い物に行くと重い荷物は自分から持ち、赤ちゃんのお世話も、進んでしてくれます。

 

逆に、、、

 

ゲームにはまるとず~~~っとしてますし、遊びに行くと帰ってくるのが遅くなるときもあります。

友達が家に遊びに来ても一人だけゲームをしているときもあります。

勉強は嫌いではないけど、進んではしません。

片付けもあまり上手ではないです。(むしろしません)

他にもまだまだいろんな面があります。

 

これは、僕が伝えてきた言葉が息子のセルフイメージにどれだけ影響を与えたのかはわかりません。しかし、自分は「いいやつだ」と自信を持っているようです^^

 

そして、ある日ふと思い出したんです。そういえば、娘にはしていなかったな。と。なので、伝えてみました。

 

僕「○○ちゃん(娘)って本当に心優しい子だよね」・・・(ちょっと沈黙)

娘「本当?」

僕「知らなかったの?」

娘「うん」

僕「パパは、○○ちゃんは、知らないかもしれないけど心の中が見えるんだよ」

 

みぞおちの上の方を指差して、「ここに、すごく優しい心があるんだよ」って。

 

娘は、恥ずかしそうな、でも、すごく嬉しいような笑顔をしていました。そこで僕は思ったんです。父親、母親という存在は、子供にとっての「魔法使い」なのかもしれないと。

 

お父さんや、お母さんがどんな言葉の魔法を使うかによって、その子への影響が変わります。僕は知っている。僕には見えるんだ。そこにあるあなたのすばらしいところを。

 

ぜひ、この言葉を毎日かけてあげてください。

 

お子さんのすばらしいところを、具体的な内容を交えながら、魔法の言葉を伝えてあげてください。絶対的な存在である、お父さん、お母さんからの言葉は、その子の心に深く深く入り込みます。

 

それが、光だろうと闇だろうと。

 

お子さんを照らしてあげてください。あなたの言葉が、生きるうえでの道しるべになるときがきますので。

 

しつけは大切かもしれません。でもでも、そんなものよりももっと大切なものがあるのではないでしょうか?なので?あるストーリーを紹介します^^

 

父は忘れる

リヴィングストン・ラーネッド

 

坊や、きいておくれ。お前は小さな手に頬をのせ、汗ばんだ額に金髪の巻き毛をくっつけて、安らかに眠っているね。お父さんは、ひとりで、こっそりお前の部屋にやってきた。

 

今しがたまで、お父さんは書斎で新聞を読んでいたが、急に、息苦しい悔恨の念にせまられた。罪の意識にさいなまれてお前のそばへやってきたのだ。

 

お父さんは考えた。これまでわたしはお前にずいぶんつらく当たっていたのだ。お前が学校へ行く支度をしている最中に、タオルで顔をちょっとなでただけだといって、叱った。

 

靴を磨かないからといって、叱りつけた。また、持ち物を床の上に放り投げたといっては、どなりつけた。今朝も食事中に小言を言った。

 

食物をこぼすとか、丸呑みにするとか、テーブルに肘をつくとか、パンにバターをつけすぎるとかいって、叱りつけた。

それから、お前は遊びに出かけるし、お父さんは停車場へ行くので、一緒に家を出たが、別れるとき、おまえは振り返って手を振りながら、「お父さん、行っていらっしゃい!」といった。

 

すると、お父さんは、顔をしかめて、「胸を張りなさい!」といった。同じようなことがまた夕方に繰り返された。わたしは帰ってくると、お前は地面に膝をついて、ビー玉で遊んでいた。

 

長靴下は膝のところが穴だらけになっていた。お父さんはお前を家へ追いかえし、友達の前で恥をかかせた。

「靴下は高いのだ。お前が自分で金をもうけて買うんだったら、もっと大切にするはずだ!」

これが、お父さんの口から出た言葉だから、われながら情けない!

 

それから夜になってお父さんが書斎で新聞を読んでいる時、お前は、悲しげな目つきをして、おずおずと部屋に入ってきたね。

 

うるさそうにわたしが目をあげると、お前は、入口のところで、ためらった。「何の用だ」とわたしがどなると、お前は何もいわずに、さっとわたしのそばに駆け寄ってきた。

 

両の手をわたしの首に巻きつけて、わたしに接吻した。

 

お前の小さな両腕には、神さまがうえつけてくださった愛情がこもっていた。どんなにないがしろにされても、決して枯れることのない愛情だ。

 

やがて、お前は、ばたばたと足音をたてて、二階の部屋へ行ってしまった。

 

ところが、坊や、そのすぐ後で、お父さんは突然なんともいえない不安におそわれ、手にしていた新聞を思わず取り落としたのだ。何という習慣に、お父さんは、取りつかれていたのだろう!

 

叱ってばかりいる習慣、まだほんの子供にすぎないお前に、お父さんは何ということをしてきたのだろう!

 

決してお前を愛していないわけではない。お父さんは、まだ年端もゆかないお前に、無理なことを期待しすぎていたのだ。お前を大人と同列に考えていたのだ。

 

お前の中には、善良な、立派な、真実なものがいっぱいある。お前の優しい心根は、ちょうど、山の向こうからひろがってくるあけぼのを見るようだ。

 

お前がこのお父さんにとびつき、お休みの接吻をした時、そのことが、お父さんにははっきりわかった。ほかのことは問題ではない。

 

お父さんは、お前に詫びたくて、こうしてひざまずいているのだ。お父さんとしては、これが、せめてものつぐないだ。昼間にこういうことを話しても、お前にはわかるまい。

 

だが、明日からは、きっと、よいお父さんになってみせる。お前と仲よしになって、一緒に遊んだり悲しんだりしよう。小言を言いたくなったら舌をかもう。

 

そして、お前が子供だということを常に忘れないようにしよう。お父さんはお前を一人前の人間とみなしていたようだ。こうして、あどけない寝顔を見ていると、やはりお前はまだ赤ちゃんだ。

 

昨日も、お母さんに抱っこされて、肩にもたれかかっていたではないか。お父さんの注文が多すぎたのだ。

 

デール・カーネギーの「人を動かす」より

 

・・・

 

そしてそして、今回の話はこれで終わりではありません。実は、、、僕は、これを奥さんにもしていました。

 

○○ちゃん(奥さん)には、こんなすばらしいところがあるから、人が寄ってくるんだよね。

○○ちゃんのその部分は俺には出来ないから、本当に尊敬するよ。

 

すると奥さんも娘と同じように、恥ずかしいような、でも嬉しいような顔をして「本当?」って聞いてくるんです。(ちなみにこのブログは奥さんは読んでいるので後で何を言われるか・・・w)

 

ということは、あなたは奥さんに対しても旦那さんに対しても魔法使いになれるということです。あなたはこれまで、パートナーに対してどんな魔法をかけてきたのでしょうか?

 

・お金が足りない

・家事ぐらい手伝ってよ

・いつも寝てばかりじゃなくて、片付けてよ

・子供の面倒を少しぐらい見てよ

・土日ぐらいゴルフはやめて、家にいてよ

・もうちょっとうまい料理が作れないのか

・どうしてこんなに部屋が汚いんだ

・子供に怒るんじゃなくて愛情を与えろ

・どうして怒ってばかりなんだ

 

もしかしたら、こんな魔法をかけてきたのかもしれません。そして、結果的に理想とは違う現実になってしまったのかもしれません。

 

では、理想的な日常を過ごすために、今度はどんな魔法をかけるのでしょうか?ぜひ、パートナーのすばらしいところを見つけてから、それをその人のすばらしい点であると伝えてください。

 

それを積み重ねていくと・・・魔法が発動されます^^

 

子供、大人、お年寄り関係ありません。もちろん、今現在夫婦関係が良くないのであれば無理に伝える必要はありません。ですので、ぜひお子さんだけでもその魔法は発動させてくださいね^^

 

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