※この記事を読むと、パートナーがなぜ不倫したのか?が明確にわかり、次にどんな行動を起こせば良いのかが鮮明に見えるようになります※
なぜ、パートナーは不倫相手に本気になってしまったのか?僕の中で不倫をしてしまう理論というものがあります。ある意味、結婚生活をする上で、ある4つの条件がそろってしまうと必然的に起こってしまうものの一つでもあります。では、その4つの条件とは何なのか・・・
と、その話をする前に、まず、これまで僕が何百人と話をしたり、メールのやり取りをしてきて、不倫をする人のパターンが2つあることに気付いたので、そこについてお話したいと思います。
パターン1.結婚前(出会う前)から、「不倫」を繰り返すパターン。
パターン2.結婚してから、「不倫」をするパターン。
もちろん、単純に性欲が強くて不倫するパターンもあると思いますが、今回はこちらは除外します。(性欲の場合は、体だけの関係なので、心が相手に向く事はほぼありえません。心が向いている場合は、↑のパターンのどちらかだと思います。)
今回は、特に「心」が相手に向いている不倫、過去に向いていた不倫についてお伝えしていければと思います。それでは、もう少し2つのパターンについて詳しくお伝えしていきます。
目次
まずは、、、
パターン1.結婚前から、不倫を繰り返すパターン
これは、心の状態が表に出ている可能性が高いです。ようは、不倫することで心の中の「ナニカ」が満たされているということ。たとえば、自分の存在価値を確かめるためだったり、認めて欲しいという欲求の裏返しの可能性が高いです。
その人は、不倫そのものには何も意味付けしていません。そうではなく、不倫をする=自分を受け入れてくれた(存在価値が感じられた!)と感じているわけです。
この感情を感じるために、不倫や浮気をする可能性が高いのです。(不倫と言うのは、その人が欲しい感情を感じるために行っているに過ぎません)
そして、もう1つは、、、
パターン2.結婚してから、不倫するパターン
基本的に、こちらも一緒です。何が一緒かと言うと、「心の状態」が「不倫」と言う出来事に現れているのです。その人の心の「ナニカ」が満たされていないから、満たしてくれる相手に向いているというだけ。
しかし、当然ながら初めは本気ではありません。(だんだんと本気になる可能性はありますが)
この2つのパターンの大きな違いは、「不倫という行為で満たされる」のか、「自分を受け入れてくれた結果、不倫をする」のかの違いだけ。言葉を変えると、、、
1.自分の存在価値を不倫という行為で満たすために、結婚前から不倫を何度も繰り返している
2.自分の存在価値を満たしてくれる人に魅力を感じ、その結果、不倫をしている
ということです。
ちなみに、2つのパターンに共通するのは、「満たされない心」を他者で満たしているということです。(そこに体がついてくるというだけ)
ドラマなどで良くありますよね。心のスキマを埋めるために、他者と体を重ねる・・・この心のスキマと言うのが、先ほど伝えた「満たされない心」のことです。それでは、1、2についてもう少し深く入っていきます。
1.自分の存在価値を不倫という行為で満たすために、結婚前から不倫を何度も繰り返している
これは、一概には言えませんが、幼少期に親から認められない、愛されていないと感じる何かしらの出来事が関係していると思っています。そして、心が満たされない(認められない、愛されないと感じる)ことで、それを満たすためにいろいろなことをします。
たとえば、親に反抗してみたり、あえて違法な行為をしてみたり、、、簡単に言えば、満たされないのは「外」または「内」に原因があると思っている。
「外」に原因があると感じている場合、自分以外の誰かのせいにする可能性が高い。
その結果、その誰かを攻撃したり、責めたりしやすくなります。それは、態度、言葉、暴力いろいろな形で表面化していく可能性がある。
「内」に原因があると感じている場合、自分のせいにする可能性が高い。
その結果、自分を責めるため、うつになったり、自分のことなんてどうでもいいと感じてしまい、自傷行為に発展する可能性がある。
こうなる原因に関しては、、、僕は専門家ではないため、言及はしませんが、僕が感じたことを書いていきますので、参考程度にどうぞ。
僕が思う原因は、親や他者から否定され続ける(怒られたり、指摘されたり)ことで、「あなたは間違っている」=「存在の否定、拒否」と感じているのではないか?と思っています。
ここで重要なのは、「否定され続ける」ということです。(親は否定していないと思っていても、子供はそう感じる場合があります)これは、両親がいようが、片親だろうが、関係ありません。
親から「気にされていない」、「怒られてばかり」、「褒められたことがない」、「認められたことがない」と感じることで、自分の存在価値が低いのではないか?と思っています。(あくまで仮定ですが)
そして、自分の存在価値が低くなることに比例して、表面化するものは「大きく、強く」なっていきます。
なので、不倫を繰り返す人の場合は、心を満たす(存在価値を感じる)ために行っている行為であり、受け入れてくれた瞬間(少しの期間)は、満たされる。でも、時間が経ち、喧嘩が増えたり、存在価値を感じられなくなったら、再び不倫をしてしまうのです。
なので、強制的に不倫の証拠を集めて辞めさせても、相手の両親に言ったりしても、心が満たされていない状況であれば、何度でも繰り返してしまうということです。(相手にも不倫をしてしまう理由がわからないため、コントロールが出来ないのです)
2.自分の存在価値を満たしてくれる人に魅力を感じ、その結果、不倫をしている
多分、このサイトに来る方の9割がこのパターンだと思います。ようは、結婚生活を続けるうちに、自分の存在価値を感じられなくなった、、、そんなときに不倫相手と出会ってしまうわけです。
では、一体どうして自分の存在価値が感じられなくなってしまったのか?・・・これがこの記事の本題になります。(長かったw)ですので、ここをもう少し掘り下げていきます。ここで、不倫相手に本気になってしまう4つの条件についてお伝えしていきます。
不倫相手に本気になる条件1:敵か味方か?
これまでの、あなたとパートナーとの結婚生活を思い出してください。たとえばですが、あなたに質問があります。しっかりとイメージして読んでくださいね。
右の写真を見てください。彼は敵意をむき出しであなたにこういっています。
「お前はこんなのも知らないの!?バカじゃない!?本当にうんざり!二度と一緒に仕事したくないよ!!!」
さて、あなたにとって彼は味方ですか?それとも敵?もちろん、状況によると言われるかもしれませんが、もし、このようなことが毎日続いたとしたら、どう感じるでしょうか?
・・・
では次に、今度は左側の女性を見てください。彼女は包む感じであなたにこのように言っています。
「あなたの仕事にはいつも本当に助かるわ。ありがとう。あなたと仕事をしていると私が楽をさせてもらっているようでなんか申し訳ないわ。」
さて、あなたにとって彼女は味方ですか?それとも敵?
・・・
さぁ、次は右の彼をご覧ください。彼は淡々とあなたにこういっています。
「あ、それダメだから直しておいてね。あと、以前のアイデアもダメ。そうじゃなくて、もうちょっと視点を変えて欲しいんだよね。
それと、この間のプレゼンも何が言いたいのかわからなかったから、もっと考えてね。」
さぁ、あなたにとって彼は味方ですか?それとも敵?もし、このような状況がいつもいつもいつもいつもいつも、、、しつこく続いたとしたら、、、
意見が合えば何も言わないけど、意見が合わなければ、「こうした方がいい、なんでそうするの?、こう考えたほうがあなたのため、、、」
こんなことを言ってくるとしたら、あなたは何を感じどのように思うでしょうか?これが、もしかしたらあなたの家庭で起こっている可能性が高いです。特に3番目にお話した彼のパターンですね。
あなたが、、、
子育てに対してパートナーに意見したり、
パートナーの親子関係において意見したり、
パートナーの言動や行動に対して意見したり、
・・・
意見をするということは、パートナーは「自分の考え方を否定された」ととらえる可能性があります。たとえ、あなたがそんなつもりで発言していないとしても、相手にはそのように伝わっている可能性が高いということです。
そして、もしパートナーが毎日毎日否定されていると受け取っていたとしたら、あなたを「味方」と感じるでしょうか?または、こういうパターンもあるかもしれません。あなたが、パートナーにとって嫌な行動をしていたとしてもパートナーは何も言えない。
あなたは「相手が何も言わないから良いんでしょ?」と思ってしまうパターン。
これも、あなたがパートナーの気持ちに気付かずに、相手が嫌だと思うことをず~~~~~~~~~っと続けていたとしたら、、、あなたを「味方」と感じるでしょうか?
さぁ、まずは今の状況を判断してみてください。
これまでのあなたはパートナーにとって本当に大切な味方だったでしょうか?
それとも意見を押し付けてくる敵?もしくは自分の嫌がる事をしつづける敵?
過去を思い出し、相手にとってあなたはどんな存在であったのか?それを考えてみて下さい。
条件1のまとめ・・・あなたは結婚生活において、パートナーの敵だったのか?それとも、味方だったのか?
もし、敵だとしたら、パートナーの存在価値は、どんどん無くなる可能性があります。
不倫相手に本気になる条件2:居場所の存在
先ほどの条件1で、敵か味方か?という話をしました。次に考えて欲しいのは、意見を言うか言わないかではなく、
毎日のあなたの表情、態度はどうだったのか?ってことです。
毎日明るく笑顔でしたか?それとも疲れてイライラしていますか?
日々、あなたの顔は無表情で、声のトーンは低く、張りが無く、態度などは、疲れた感じで過ごしていたとしたら・・・話す内容は笑い話、楽しい話よりも、圧倒的に愚痴がメインだとしたら・・・もしかしたら、パートナーは「自分の居場所が無い」と感じている可能性があります。
具体的には、その場所にいることでの「自分の存在価値」が感じられていないということです。自分の存在価値を失うというのは、簡単に言えば
・必要とされていると感じない
・否定されると感じる
・拒絶されると感じる
・興味がないと感じる
その結果、心の中で、「自分はこの場所に居ない方がいいんじゃないか?」、「自分の存在が相手を苦しめているんじゃないか?」、「相手が自分じゃなかったらうまくいんじゃないか?」なんてことを感じてしまう。
そして、居場所が無いと感じれば感じるほど、その場所で過ごす時間(あなたとの時間)が減ってきます。
そうなると、あなたと過ごす時間が減り、あなたとの会話が減り、あなたと顔を合わす時間が減り・・・どんどん夫婦としての形が壊れていくのです。
条件2のまとめ・・・あなたは毎日、どんな感情を感じて過ごしてきましたか?
もしかしたら、あなたが感じている事は、全て相手に伝わっている可能性が高いのです。
まずは、あなたが自分の居場所を作ることで、相手も居場所を感じるのです。
不倫相手に本気になる条件3:出会い
これまで、条件1、条件2により、パートナーの存在価値が感じられず、その場所に居場所すら感じられなくなったとします。
そんなときに限って、、、存在価値を認めてくれる相手が現れるわけです。
・必要とされていると感じない→必要としてくれる
・否定される→否定されない
・拒絶される→拒絶されない
・興味がないと感じる→興味を持ってくれる
しかも、不倫ですから、不倫相手も「自分の家庭で存在価値が感じられない」状態なので、、、もし、お互いが「存在価値を認め合う」なんてことが起これば、当然、惹かれあってしまうわけです。
しかし、残念ながら、不倫や浮気というものは、誰にでも”簡単”に起こりうることなんです。(男女関係無く)・・・これを聞けば、確かにそうなっても仕方ないようね、と言ってしまうほど単純明快なことなんです。
あなたも少し距離がある相手・・・たとえば会社の同僚や友達に対して、
・必要としていないことを伝える、またはそう感じさせる
・否定したり、それを感じさせる
・拒絶したり、それを感じさせる
・興味がないと思わせる
こんなことはしませんよね?むしろ、それとは逆で
・(必要としていなかったとしても)必要だと感じさせる
・否定はしない(ように気をつける)
・拒絶はしない(ように気をつける)
・(興味がなかったとしても)興味があると感じさせる
のではないでしょうか?だから、これはある意味、浮気とか不倫とか言うものは、夫婦関係が悪ければ(または、相手が存在価値を感じていなければ)、起こりうることなんです。
条件3のまとめ・・・この条件3が揃った時点で、あなたのパートナーは、不倫相手と出会う可能性が高いです。
ただし、まだ本気とか、そこまでは進展していないと思いますが、、、次の条件が揃うことで、不倫相手に本気になってしまいます。
不倫相手に本気になる条件4:継続or阻止
さぁ、この最後の条件のどちらかが揃うことで、あなたの大切なパートナーは、不倫相手に本気になってしまうかもしれません。それでは、その条件とは何なのか?
<条件4の一つ目:継続>
まずは、条件1、2を継続させること。
これが継続することで、あなたのパートナーは、あなたとの関係において存在価値をどんどん無くしていきます。そうなると、先ほども説明したとおり、あなたと過ごす時間が減る一方で、不倫相手と過ごす時間が増えてしまうということです。
そして、そこでうまが合えば合うほど、のめり込んでいってしまうわけです。
他にも、、、次の条件を満たすことで、不倫相手に本気になってしまう可能性があります、、、まるで、スロットマシーンのラッキー7が揃ったかのように。。。
<条件4の二つ目:阻止>
この阻止とは、相手の行動(これは不倫だけでなく、別居、離婚にも当てはまります)を阻止しようと全力を尽くすことです。
例えば、、、
相手を責める阻止1.相手を責める
不倫がわかったときに起こす行動・・・怒り狂う。笑えない罰を与える。証拠を集め脅す。(相手や自分の)両親に言う。不倫相手に言う。何かある度に疑う。
別居、離婚を言われたときに起こす行動・・・相手のせいにして、別居、離婚を阻止しようとする。別居、離婚の条件をふっかける。
自分を責める阻止2.自分を責める
不倫がわかったときに起こす行動・・・ヒステリーを起こす。自傷行為をする。ひたすら謝る。やめてもらえるよう懇願する。
別居、離婚を言われたときに起こす行動・・・相手を引きとめようとする(自傷行為など)。自分が悪かったとひたすら謝る。これから心を入れ変えて変わると懇願する。
でも、、、阻止1、2をしても、関係は絶対に良くなりません。むしろ一時的に戻ったとしても、あなたの「相手から存在価値を奪う行動」は止まらないので、相手もどんどん苦しくなっていきます。
結局のところ、不倫を阻止しようと、相手を責めても、自分を責めても、誓約書を書かせても、証拠を見せて脅しても、
「また不倫をするんじゃないか?」という不安は消えません。
そんなことをしても、相手がいつもと違う行動をしたときに、「もしかしたらまだ続いているんじゃ、、、」なんてことを考えてしまい、不安はつのるばかり・・・結局その疑いはぬぐえないまま、再び、相手を責めるか、自分を責めるという結果になりお互いの関係は悪くなっていくのです。(相手が不倫相手に本気になるまで、このパターンを繰り返す)
また、相手が別居や離婚を伝えてきたら、、、それを阻止しようと、自分が悪かった!今から変わる!あなたが望んだ人間になる!なんてことを言ってしまいます。
しかし、残念ながら、そんな主張をすればするほど、相手からは「前から言っていたけど、受け入れようとしなかった。結局はまた変わらないのがオチ」と言われてしまいます。
まぁ、不倫、別居、離婚を阻止するというのは、、、
「自分が嫌だから、自分のために、相手を変えよう(不倫、別居、離婚をやめさせようとする)とする行為」なんです。
ここにくるまで、何度も伝えてきた、でも真剣に受け止めようとしなかった。でも、いざ自分が困るとわかった瞬間、変わると言ってきた。・・・それは、相手からしたら、「自分が困るから変わる=自分のことしか考えていない」としか受け取られないのです。
なぜ、相手はそんなことを言ったのか?何に傷ついて、何を感じていたのか?なんてことは考えません。
あんたが、○○って言ったから、その通りにやるよ!!と言ってるのと一緒。
しかも、相手の状態や都合はどうでもよく、「自分の危機=自分の都合が悪くなった=がんばって変わる」って言ってるわけです。
その結果、相手には、結局お前は自分のことしか考えてない!こちらのことは全然考えてくれてない!何度言っても変わろうとしなかった!!と言われ、不倫相手に本気になるか、別居、離婚へと関係は進んでしまうんです。
だから、もしあなたが阻止しようとしているんなら、、、それは本当に注意してくださいね。あなたは自分の都合だけで相手をコントロール(不倫、別居、離婚の阻止)しようとしていませんか?
相手をコントロールする結局は、「自分の理由で相手を動かす」ことをしようとしているのです。
それをしている限り、あなたのパートナーは、不倫相手に本気になり、その先には、別居、離婚という状態へ確実に進み、じきに破綻してしまうでしょう。
条件4のまとめ・・・条件1、2が継続することで、あなたのパートナーは、あなたとの時間よりも不倫相手との時間を選んでしまいます。(存在価値を認められるから)
または、(自分の理由で)不倫を阻止することで、相手の心はさらにあなたではなく、相手に向いてしまいます。(一旦やめても、再び同じ問題が起こる可能性が高い)
以上ですが、これが、不倫相手に本気になる4つの条件なのです。
あなたもこれまでの結婚生活を思い出してみてください。相手の存在価値は感じさせているでしょうか?もしかしたら、「居ない方が幸せなんじゃないか!?」「ずっと居場所が無かった!」なんてことは言われたことはありませんか?
そういわれたとしたら、ほぼ今回の理論が当てはまってしまうので、注意が必要です。最後にまとめたいと思います。
まとめ、、、不倫相手に本気になる4つの条件
条件1:敵か味方か?
あなたがパートナーの敵だとしたら、、、あなたのパートナーは、あなたのそばにいる理由がありません。
条件2:居場所の存在
あなたのパートナーがあなたとの家庭に関して、居場所が無いと感じている場合は、あなたのそばにいたいと思っていません。
条件3:出会い
あなたのそばにいる理由がない&あなたのそばにいたいと思っていないときに、存在価値を満たしてくれる人が現れると、必然的に不倫に発展します。
条件4:継続or阻止
あなたが、パートナーの敵であり、居場所を奪い続ける場合、あなたのパートナーは不倫相手に本気になります。また、不倫を阻止したり、別居、離婚を阻止する場合も、関係はどんどん悪くなり、不倫相手に本気になる可能性が高いです。(もしかしたら、離婚に進展してしまうかもしれません)
さぁ、以上が不倫相手に本気になってしまう理由になりますが、あなたはこう思っていませんか?不倫相手に本気になる条件、理論はなんとなくわかった、これまでの結婚生活で不倫に発展した事もわかった、、、
じゃー、一体どうすればそれを解決できるのか?・・・・実は、それは非常に簡単なことで、解決してしまうのです。
さらっと言ってしまえば、相手の存在価値(尊厳欲求)を満たせたばいいだけです。