どもども、ザビエルです。
夫に死んでほしい。こう思ったことがある妻は、世の中の9割以上ではないでしょうか?
むしろ、妻のあるあるだと思います。
たぶん、僕の妻もそう思ったことは1度や2度ではないかもしれません^^;
なので、そう思うことは至って普通なのですが、ここで1つ質問があります。
それが、このままずっと「夫に死んでほしい」と思って、あと何十年も過ごすのか?それとも、夫のことが好きで好きでたまらない!絶対に先に死んでほしくない!と思って過ごすのか?
あなたは、どちらがいいですか?
もし、好きで好きでたまらない!と思って過ごしたい!と思うのであれば、ぜひ一度読んでみてください。
目次
1.夫に死んで欲しいと思ったら
これは、旦那さんに対して多分嫌なところというか、気持ち悪いところだったりとか、むかつくところとか、いろんなものが積み重なって、もしかしたらあなたは夫に死んでほしいと思っているかもしれません。
ですが、それは至極まっとうなご意見であるというふうに、僕は思っています。
奥さんは奥さんで、家事や育児に追われ、さらに仕事まで一生懸命しているにもかかわらず、感謝の言葉や気遣い、優しさというものが自分に何か向けられてない、見てもらってない、認められてないような感覚がどんどん強くなっていくのだと思います。
そして、頑張れば頑張るほど、どんどん馬鹿らしくなっていって、家事も育児も手伝おうとしない夫に、本当に死んでほしい、いなくなってほしいと思うことというのは、よくあると思います。
ですが、この「夫に死んでほしい」という心理は一体どのように働き、どんな未来をつくってしまうのか?ということをお伝えできればと思っています。
2.あなたの夫が本当に死んだと仮定してみる
実際、あなたの頭の中で、あなたの夫をそれでは抹殺してみましょう。
もう切り刻んで、この世のものとは思えないようなものにしてしまう。
そして、今この瞬間から、完全に存在が消えたとします。
全て消え去ります。
あの声、あの顔、表情、発する言葉、態度、匂い、いろいろなものが消えていきます。
もう二度と会う必要はありませんし、夫のために何かをする必要もありません。
もうあなたは自由なのです。
そう考えると、あなたの中には、すーっと何かすっきりした感覚、安心したような何かそういう感覚を感じるかもしれません。
ですが、ここからもう少し考えていきたいと思います。
3.夫からの恩恵はすべて消え去る
先ほど、あなたの頭の中で夫を抹殺してもらいました。
そして、それによって、あなたの中の嫌な思い出だったりとか、夫に向いていた怒りや痛みというものが、少し楽になったかもしれません。
しかし、もし本当に夫があなたのもとからいなくなったとしたら、あなたは一体何を失うでしょう。
もちろん、憎き夫を失うことは容易に想像がつくと思います。
ですが、その夫がもたらしてくれている恩恵というものも、全て消え去るということです。
簡単にいえば、お金。
今入ってきているお金がゼロになります。
将来もらえる年金や、いろんなものが消え去ります。
今入ってきてるお金が消え去ったとしたら、これまでできていたことができなくなったりします。
もしかしたら、生活ができないとなったとしたら、あなたが働かなければいけないかもしれません。
そうすると、失うのはお金だけではなく、あなたの時間も失います。
当然ですが、これまで必要なかった労力やストレスというものが増えるかもしれません。
いろいろなものが消え去り、必要なかったものが生まれる可能性も出てくるわけです。
ぜひ一度、夫からどんな恩恵が与えられているのか、夫がいることで、あなたはどれだけ恵まれているのかを想像してみてください。
と言っても、確かに夫にむかついているかもしれません。
臭いし、汚いし、性格はおかしいし、気持ち悪いし、、、そう思うかもしれません。
ですが、本当に消えたとしたら、恩恵はすべて消え去り、夫に感じていた以上のストレスが与えられるかもしれないということなのです。
4.あなたは何を与えているのか?
夫に死んでほしいと思う妻の多くの方は、自分は与えてばっかりだ!と思いがちです。
もちろん、それはそうかもしれませんが、その一方で、「夫から何をもらっているのか」「自分は夫に何を与えているのか」ということはあんまり考えようとしません。
例えば、これは分かりやすいのですが、機能的価値と感情的価値という2つがあったとして、大体の夫婦というのは機能的価値の交換は通常行われています。
この機能的価値というのは、簡単にいえば、奥さんは家事や育児、そして、旦那さんは仕事、お金ですね。
この価値の交換が起こっています。
そして、この機能的価値だけの交換の場合、実は夫婦関係というのはうまくいきにくい。
なぜなら、「私は家事を一生懸命やってるんだから、あなたは仕事やって当然でしょ」、逆に夫は、「俺は仕事をやってんだから、お前は家事や育児をやるのは当たり前だろ」というような考え方のもと、家庭というものは成り立っているわけです。
もし、お互いがそのような考え方で過ごしていた場合、その家庭というのは、果たして温かみのある楽しい家庭になるでしょうか。
それとも、無機質な、感情を何も感じないような家庭になりやすいでしょうか。
これは特にどちらがいいとか、どちらが悪いとかいう話ではありません。
ただ、ここで考えてほしいのは、あなたは夫に何を与えているのか。
「私が与えてるのは家事、育児です」であれば、当然その代償というか、返ってくるものというのは仕事であり、お金である。
それ以上のものはもらえません。
なぜなら、それ以上のものを与えていないから。
5.もらうことばかり考えている
夫婦関係が悪い夫婦というのは、本当にお互いがもらうことばかり考えています。
「もっとやって」「もっとこうして」「足りない」、そういうことを言うことで、さらに相手からも「俺だってやっている」「私だって頑張ってる」「あなただって、こういうことが足りない」「お前だって、こういうことが足りないんだ」というようなことの言い合いが起こります。
そして、夫婦喧嘩に発展する。
夫婦喧嘩が増えれば増えるほど、もう話しても無駄だと思い、会話すらなくなっていきます。
そして、会話がなく、無機質な家庭の中には温かみとか、要は2人が一緒にいて「幸せだ、楽しい」と思うような感情は感じなくなっていくので、どんどん夫婦関係っていうのは冷え切ってしまう可能性があります。
6.5年後も同じ
今、あなたが夫に死んでほしいと思っていたとします。
僕はその考え方、それを考えること自体は別に悪いことだとは思っていませんし、そう感じるのは当たり前だと思っています。
ただ、それを考えているだけでは、今の夫婦関係は果たして良くなるでしょうか。
1年前と今を比べてみると、夫婦関係は良くなっているでしょうか。
もしくは、悪くなっているでしょうか。
では、5年後はどうなっているでしょうか。
今のこの状態で、夫婦関係が5年続くとしたら、あなたと夫の関係というのは良好になっているでしょうか、夫婦円満になっているでしょうか。
ぜひ未来を見据えてみてください。
もしかしたら、5年後も夫に死んでほしいと思っているかもしれません。
もしくは、夫婦関係が悪くなり、浮気や不倫、別居、離婚といった問題が起こるかもしれません。
もちろん、あなたがその結末を迎えてもいいと思うのであれば、僕はそれでもいいと思います。
ですが、そうではなく、もっといい関係を作りたい、もっと幸せな環境を作りたいと思うのであれば、ぜひここで一度立ち止まって考えてみてください。
7.あなたはどんな家庭を作りたいのか?
あなたと夫が結婚した当初、結婚式で誓った言葉があるはずです。
「病めるときも、健やかなるときも、お互いを愛し、大切にし」みたいな誓いですね。
元々結婚する前は、そういう家庭をお互いが夢見ていたのではないでしょうか。
ですが、結果的に今では夫婦関係は冷え切り、お互い会話も少なくなり、接する時間も少なくなってしまった。
何か義務で仕事をこなしていたり、家事や育児をしているというような状況かもしれません。
では、あなたは今からどんな家庭を作りたいのでしょうか。
一緒にいて「嬉しいな」「楽しいな」「感謝できるな」「幸せだな」と思えるような家庭を作りたいのか、それとも、どんどん壊れていく家庭でもいいのか。
8.今から何をするのか?
先ほども話した通り、もしあなたがこのまま家庭が壊れてもいい、もしくは家庭内別居の状態で、お互い一緒にいて全然楽しいとも思えないけど、まあ、子どものために、お金のために一緒にいるという決断でもいいと思います。
ですが、もしあなたが今から幸せな家庭を作りたい、みんなが楽しいと思うような家庭を作りたいと思うのであれば、今からその行動を変えることをお薦めします。
9.あなたがはじめに気付くのは恩恵
それでは、今から何をするのかというと、非常に簡単なのは、この記事の始めのほうで質問した、あなたの夫が本当に亡くなったとしたら、要は消え去ったとしたら、夫から受ける恩恵というのは一体何なのか、これを一度思い出してみる。
本当に消え去ったとして、あなたの手元から消えるもの、逆に増えるものは何なのか。
お金が減り、時間が減り、労力が増え、やらなければいけないことが増えていくかもしれません。
そして、その瞬間、もしかしたら夫がいてくれて、自分がどれだけ恵まれているのかということに気づけるかもしれません。
10.最後はあなたが決める
これは何度も言いますが、最後は結局あなたが決めて、行動するかどうかということです。
何度も言いますが、どちらが正しいか、どちらが間違いかというのはありません。
そうではなくて、あなたがどこに行きたいのか、どんな家庭を作りたいのか、どういう家庭が好きなのか、どんな家庭は嫌なのか。
もし、嫌だとしたら、家庭が壊れていく、冷え切っていく、そういう家庭は作りたくないと思っているのであれば、今から何をすべきなのか。
幸せを家庭を作りたいのであれば、今から何をすべきなのか。
そして、その行動を起こすかどうかというのも、あなたが決めることができるということです。